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AWS re:InventとRubyConfに行ってきた

RubyKaigiのときみたいな全セッションまとめはもう諦めた。というかそれは読者の求めるところではないだろう…。というわけで、簡潔にそれぞれまとめ。

あらまし

会社ではサーバーサイドのプログラムを書いているわけですがそのインフラにAWSを使っていて、AWSの最新の動向調査ということでAWS re:Inventに参加することになりました。そこでその翌週にあるRubyConfにもついでに寄ってきていいかと聞いたらそちらもOKが出たので寄ってきました。どちらかというと私はRubyConfのほうが気になっていたのはおいといて(え)

AWS re:Invent (11/11〜11/14)

参加者12000〜13000人、日本からも参加者が300人くらいいるという巨大カンファレンス。さすがAmazonさん動員力ハンパない。日本語再放送トラックも用意されてるという至れり尽くせりっぷりですが再放送は別にそこまで興味なかったのでそちらは行きませんでした。がどうやら日本人参加者での集まりが開かれていたのは情報つかんでおけばよかった…。

行く前はそういうイベントだと知らなかったのですが、AppleWWDCに相当するようなイベントで、そのようなイベントならば当然新要素の発表があります。中でも注目度が高かったのは:

  • Amazon Aurora : MySQL互換で商用データベース並みのパフォーマンスを実現する新データベースシステム
  • AWS Lambda : サーバーいらずでイベントドリブンでスクリプトを実行できる環境
  • EC2 Container Service : DockerコンテナをEC2にデプロイするための仕組み

あたりで、特にDocker関係はセッションが超満員で、さすがにサーバーサイドの人たちが今年の初めからずっと盛り上がり続けていたDockerがここに来て正式サポートを得たことは大きいな、と思いました。

あまり話題にあがっている感じがしませんがAWS Configは個人的には非常に気になっていて、こちらはAWS上で行った設定を記録してロールバックなどを容易に行える仕組みなのですが、試験的な設定変更によって影響が出たときに問題を特定しやすくなるだとか、行った設定をすべて自動で記録してくれるのであとでドキュメントを作る際に記録を追いかけるだけでドキュメントが作れるだとか、運用者が非常に楽になるという意味で気になる機能だと思います。

パートナーブースではデータベースソフトウェアやオブジェクトストレージソフトウェアのブースを中心に見て回り気になる内容もかなりあったのですが、その翌日にAmazon Auroraが発表されて彼らとしては心中穏やかではなく焦りを感じたのでは…?とも思いました。もっともそれらのソフトやサービスは腐ることはないだろうし巨大な競争相手が出たことでより進歩すると考えればそういうものなのかもしれません。

RubyConf (11/17〜11/19)

Rubyistの端くれであるところの私にとっての本番…というのはさておいて。

RubyKaigiでは腹痛で逃してしまったMatzのKeynoteが最後まで聞けました。基本的にはほぼ再放送で、「部分的にStatic typingを導入する」という部分の聞き逃した詳細が改めてつかめた。どのメソッドに応答するか、という性質を利用して"soft typing"のようなものを導入したい、とのこと。近年静的型付け言語の流行が著しいのでRubyにもその圧力が強くなってきているが、それを安易に導入しようとすることはせず、その中でもRubyRubyであり続けたい、というような意思が感じられました。…とはいっても導入するほうもまったく安易な道のりではないわけですが…

セッションのほうは、「こうやってRubyを使うと面白い」みたいなセッションが光っていた印象でした。技術的に新しい内容よりはこうやってコミュニティを盛り上げていこう、これ楽しいでしょ、みたいな内容が多かったので、RubyKaigiとはかなり違った雰囲気でした。2日目のキーノートも技術的な話というよりは技術の歴史と今後我々が対面するであろう現実というかなり抽象的な話で、技術的な話をしないと取って食われそうな感じの日本のカンファレンスでは見られないようなスピーチでした。…というわけでRubyConfのサイドイベントとかの話はこの後書くであろうnon-technical sideに譲ろうと思います。